以前ルーブル美術館に行ったことがあります。「モナリザは思ったより小さい」という話は聞いていましたが、実際に見て「確かに小さい!でも本物だ」という感動がじんわりと来ました。あの体験は今でも覚えています。
ただ当時(2018年ごろ)と比べて、今のルーブル美術館はチケットの仕組みが大きく変わっています。日本人の入場料が大幅値上げ・チケット単体の代行販売が終了・セキュリティが空港並みに強化など、古い情報のまま行くと予想外のことが起きます。
この記事では2026年現在の正確な情報をもとに、チケット予約方法・料金・入場の流れ・当日券の現実、そしてモナリザを取り巻く最新状況まで、わかりやすくまとめます。
⚡ まず2026年の大きな変更点を確認
2026年に入ってルーブル美術館のルールがいくつか大きく変わりました。まずここを押さえてください。
| 変更内容 | 詳細 |
|---|---|
| 🔴 日本人(EEA圏外)の入場料が大幅値上げ | 2026年1月14日より22ユーロ→32ユーロに値上がり。EU/EEA居住者は22ユーロのまま |
| 🔴 チケット単体の代行販売が終了 | 以前はGetYourGuide等で単体チケットが公式と同額で購入できたが2026年以降は公式サイトのみでの販売に変更 |
| 🔴 予約日時の変更が不可に | 2025年以降、予約完了後の日時変更・氏名変更が一切不可に(以前は変更可能だった) |
| 🔴 セキュリティが大幅強化 | 2025年10月の強盗事件を受け空港並みのセキュリティチェックが導入。大型荷物の持ち込み不可 |
| 🟡 予約サイトがリニューアル | 2025年1月に公式予約サイトがリニューアル。旧アカウントはパスワード再設定が必要 |
特に「チケット単体の代行販売終了」は大きな変更です。英語が不安な方でも、2026年以降は公式サイト(英語)での直接予約が基本になります。ただし後述の日本語対応の代替手段もあります。
料金(2026年1月14日以降)
| 対象 | 料金 |
|---|---|
| 一般(日本人観光客を含むEEA圏外の方) | 32ユーロ |
| EU/EEA居住者(フランス滞在許可証保有者など) | 22ユーロ |
| 18歳未満 | 無料(要事前予約) |
| 18〜25歳のEU長期居住者 | 無料(要事前予約) |
| 障がいのある方+同伴者1名 | 無料(要事前予約) |
| パリミュージアムパス保有者 | 無料(要事前予約) |
| 当日券(現地購入) | 32ユーロ(事前予約と同額だが行列必至) |
なお7月14日(フランス革命記念日)は入場無料です。この日に訪問できる方はラッキーですが、混雑は最高潮になるので覚悟を。
予約方法は主に2つ
| 方法 | 言語 | 料金 | シニアへのおすすめ度 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ① 公式サイト | 英語・仏語 | 32ユーロ(最安) | △ | 英語のみ。予約完了後の変更・キャンセル不可 |
| ② GetYourGuide(優先入場サポート付き) | 日本語 | 32ユーロ+手数料 | ⭐⭐⭐ | チケット単体販売なし。入場サポート・モナリザ案内付きのプランのみ |
2026年現在、チケット単体を最安で買うには公式サイト一択です。英語に自信がない方はGetYourGuideの優先入場サポート付きプランという選択肢になります(割高だが日本語で完結・モナリザまで案内してもらえる)。
【方法①】公式サイトからの予約手順
公式予約サイト(ticketing.louvre.fr)にアクセスします。
- 画面左上を「English」に切り替える(初期表示がフランス語の場合)
- 緑のボタン「Book a ticket」をクリック
- カレンダーから希望日を選択(赤点表示はほぼ完売、無印が残りあり)
- 希望の入場時間を選択(30分単位で設定)
- 人数・チケット種別を選択(一般は「Non-EU resident」)
- 氏名・メールアドレス・住所(英語)を入力してアカウント作成
- クレジットカードで決済 → メールにEチケット(PDF)が届く
チケットはスマホ画面で提示してもOK。印刷は不要ですが、念のため印刷持参も推奨されています(バッテリー切れ対策)。
⚠️ 予約時の重要な注意点
- 予約完了後の日時変更・キャンセルは一切不可(2025年以降)。日程を確定させてから予約を
- 氏名の入力ミスに注意。チケットの氏名と入場者が一致しないと入場できない
- 旧アカウントがある方はパスワードの再設定が必要(2025年1月のサイトリニューアルのため)
- 予約サイトが不安定になることがある。画面が動かなければいったんログアウトして再ログイン。日を改めると解決することも
【方法②】英語が不安な方向け:GetYourGuideの優先入場サポート
前述の通り、2026年以降はGetYourGuide等でのチケット単体販売は終了しています。ただし「優先入場サポート付きプラン」は現在も販売中です。
このプランは、チケット代(32ユーロ)+手数料の料金で、集合場所でホストと待ち合わせ→混雑の少ない入口へ案内→入館後はモナリザのある部屋まで連れて行ってもらえる、というサービスです。
日本語で完結・パリで迷わず入場できる・最短でモナリザにたどり着ける、という3つのメリットがあります。「広くて迷子になりそう」「モナリザの場所がわからない」というシニア世代には特に価値があるプランです。
予約はいつから?何ヶ月前から可能?
2〜3ヶ月先まで予約が可能です(2026年3月時点では7月5日まで予約可能)。旅行日程が決まったらできるだけ早く予約を入れるのが正解です。
人気の時間帯(特に午前9〜10時台)は早期に埋まります。赤点マークが出ている枠は残りわずかのサイン。カレンダーを確認しながら早めに動いてください。
当日の入場:入口・何分前・セキュリティ
入口は3カ所、おすすめは「カルーゼル・デュ・ルーブル入口」
事前予約者が利用できる入口は以下の3カ所です。
- ① ガラスのピラミッド中央入口:最もメジャー。ただし混雑しやすい
- ② カルーゼル・デュ・ルーブル入口(地下2階):メトロ・地下ショッピングモールとつながっている。ピラミッド入口より比較的空いていておすすめ。雨の日にも便利。ただし当日券は購入不可
- ④ ポルト・デ・リオン入口(地上):南側の入口。比較的空いている
シニア世代におすすめはカルーゼル・デュ・ルーブル入口です。雨に濡れずに入場できて、ピラミッド前の長い列を避けられます。朝一番であればさらに空いています。
予約時間の15〜30分前には入口に到着を
チケットの有効期間は予約時間から30分以内が目安です。2025年10月以降のセキュリティ強化で手荷物検査に時間がかかるようになっています。
予約時間の15〜30分前には入口に到着しておくことを強くおすすめします。特に週末・ハイシーズンは入口前の列も長くなります。
大型バッグは持ち込み不可
2025年10月の強盗事件を受けたセキュリティ強化により、大型バッグ(縦横高さの合計が大きいもの)は持ち込み不可になっています。クローク(一時預かり)を利用してください。観光初日にスーツケースを持ったままルーブルへ行くのは避けましょう。
館内でのチケット提示ルール
チケット(予約書)はナポレオンホールから各展示エリアに入場する度にスキャンが必要です。チケットを失くすと展示エリアに戻れなくなるので、退館まで必ず手元に。
また一度ピラミッド(中央入口)を出ると退場とみなされ、再入場には新たなチケット購入が必要です。エリア間の移動(ドゥノン翼→ナポレオンホール→リシュリュー翼など)は同じチケットで可能ですが、外に出る際は要注意です。
当日券は実際どうなのか
当日券はガラスのピラミッド前の「当日券購入レーン」で購入できます。料金は事前予約と同じ32ユーロです。
ただし現実は厳しい。混雑状況によって1〜2時間以上待つケースが少なくありません。繁忙期は当日完売になる日もあります。
公式サイト自体が事前予約を強く推奨しており、当日券はあくまで「事前予約がどうしても取れなかった場合の最終手段」と考えるのが現実的です。
パリミュージアムパスを持っている方へ
パリ市内50カ所以上に入場できるパリミュージアムパス(2日券85ユーロ〜)の保有者はルーブルに無料で入場できます。
ただしパスを持っていても事前の時間指定予約が必須です。公式サイトから「Paris Museum Pass ticket」を選択して無料予約を行ってください。パスだけ持って当日行っても入れません。
ルーブル・オルセー・ヴェルサイユ宮殿・凱旋門など複数施設を2〜3日で回る予定があるなら、パリミュージアムパスはコスト的にも有利です。ヴェルサイユ宮殿の記事でも書いていますので参考にしてください。
モナリザは今でも「普通に」見られるのか?
ここは特に気になるところだと思います。「2018年当時は追加料金なしで普通に見れたけど、今はどうなのか」という疑問に正直に答えます。
現状:追加料金なしで見られる
モナリザは今も常設展示されており、追加料金なしで見学できます。ただし「普通に近づいて鑑賞」はできません。
- モナリザの前には常に人だかりができており、ベルトパーテーションで列が作られている
- 絵はガラスケースで覆われており、過去に液体や食べ物をかけられる事件があったため現在も保護ガラス越しの鑑賞
- 混雑時は前列まで行くのにかなり時間がかかる。朝一番の9時台に入場してドゥノン翼へ直行するのがベスト
そして今後さらに変わる予定があります。
⚡ 将来の大きな変化:モナリザが専用室に移設される計画
2025年1月、マクロン大統領がルーブル美術館の大規模改修計画「ルーブル・ヌーヴェル・ルネサンス」を発表しました。6年かけての大改修で、目玉は2つです。
- 東側に新しい大規模入口を新設(竣工目標2031年)。現在のガラスのピラミッドは年間400万人向けに設計されたが、今や900万人超が訪れる。この混雑解消のため
- モナリザを専用の展示室に移設。モナリザだけを見るための別料金チケットの導入も検討中
2026年時点ではまだ現在の展示室にあります。改修完了は2031年目標なので、それまでに訪れれば今の展示環境で見ることができます。逆に言えば、2031年以降は別料金が必要になる可能性があります。
モナリザを効率よく見るコツ
- 朝一番(9時開館直後)に入場する:開館直後はモナリザの前が一番空いている。時間が経つにつれて混雑が加速する
- 入口はカルーゼル・デュ・ルーブルかポルト・デ・リオンから:ピラミッド入口より列が短い傾向がある
- ドゥノン翼・展示室711への最短ルートを頭に入れておく:館内マップより現地の案内板の方が最新情報に基づいているので、入館後は案内板に従って進む
- モナリザは縦77cm×横53cmという小さな絵。「思ったより小さい!」というのは誰もが感じる第一印象。でも本物を目の前にする感動は格別です
ルーブル美術館 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式予約サイト(英語) | ticketing.louvre.fr |
| 営業時間 | 月・木・土・日:9:00〜18:00 / 水・金:9:00〜21:45 |
| 休館日 | 火曜日・1月1日・5月1日・12月25日 |
| 夜間開館 | 水・金曜日は21:45まで開館(混雑が少なくおすすめ) |
| チケット有効期間 | 予約時間から30分以内に入場 |
| 大型荷物 | 持ち込み不可。クロークあり |
| アクセス(メトロ) | 1番線・7番線「Palais Royal Musée du Louvre」駅すぐ |
予約・当日チェックリスト
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| ✅ 旅行日程確定後すぐ予約を | 2〜3ヶ月先まで可能。人気時間帯は早期完売 |
| ✅ 予約サイトは ticketing.louvre.fr(英語) | 2026年はここでの直接予約が基本。英語が不安なら優先入場サポートプランも |
| ✅ 予約後の変更・キャンセルは不可 | 日時・氏名を間違えないよう事前にパスポートを手元に置いてから操作を |
| ✅ 日本人料金は32ユーロ | 2026年1月から値上がり。「Non-EU resident」を選択 |
| ✅ 予約時間の15〜30分前には入口到着 | セキュリティ強化で手荷物検査に時間がかかる。大型バッグは持ち込み不可 |
| ✅ カルーゼル入口が比較的空いている | 雨天・混雑回避に特に有効 |
| ✅ チケットは退館まで絶対に手放さない | エリア入場ごとにスキャン必要。外に出ると再入場不可 |
| ✅ モナリザは朝一番がベスト | 9時開館直後がいちばん空いている。ドゥノン翼→展示室711へ直行 |
| ✅ 火曜日は休館 | 旅程を組む際に確認必須 |
| ✅ パリミュージアムパス保有者も事前予約必須 | パスだけでは入れない。公式サイトで無料枠を予約 |
おわりに
「モナリザは思ったより小さかった」——これはルーブルに行った人が必ず言う感想です。でもその小さな絵の前に立って「レオナルド・ダ・ヴィンチが500年前に描いた本物がここにある」と感じた瞬間の感動は、どんな写真でも再現できません。
2026年は日本人料金の値上がり・チケット販売ルールの変更・セキュリティ強化と、変化の多い年です。でも正しく準備すれば、ルーブルは今も世界最高の美術館のひとつ。ぜひ準備万端で訪れてください。
なお、2031年の改修完了後はモナリザが別の専用室に移設され、追加料金が必要になる可能性があります。今の展示スタイルで見たい方は2031年より前に訪れることをおすすめします。
同じくパリの予約必須スポットのヴェルサイユ宮殿についてはこちら。
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