※この記事は2026年4月現在の情報を元に書いています。
2018年に親子3人でイタリアを個人手配で旅して来ました。ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマと回ったのですが、その中でいちばん感じたのが「予約しないと本当にダメな場所がこんなにあるのか!」ということ。
実際にコロッセオ(ローマ)では予約チケットの時間を読み間違えて1.5万円以上を無駄にするという痛い目も見ました。その経験も込みで、今回はヴェネツィアに絞って「ここは絶対に事前予約必須!」というスポットと最新の予約方法をまとめます。
※2018年当時と予約システムが変わっているところもありますので、当時との比較も交えながら書いていきます。これからヴェネツィアを旅するシニア世代の方に少しでも参考になれば嬉しいです。
なぜヴェネツィアは予約が必要なのか?
ヴェネツィアは世界でも屈指の人気観光地です。サンマルコ広場周辺に見どころが集中しているため、観光客が一カ所にドッと集まります。特に6〜9月のハイシーズンは、人気スポットはどこも長蛇の列。下手をすると1時間以上待ちなんてこともざらにあります。
体力的に長時間の立ち待ちがつらいシニア世代にとっては、予約で列をスキップできるかどうかは旅の快適さを大きく左右します。せっかくヴェネツィアまで来たのに観光地の前で疲れ果てるのはもったいない!
さらに今は「現地に行けば当日券を買える」という感覚は通用しなくなってきています。特にサンマルコ寺院は2025年7月以降、当日現地での購入が完全に廃止されました。オンライン予約のみになっています。
それでは具体的に、5つのスポットを紹介していきます!
① サンマルコの鐘楼(カンパニーレ)
ヴェネツィア旅行で私がいちばん楽しみにしていたのがここでした。高さ98.6mの塔の最上階から、ヴェネツィアの街を360度一望できます。

エレベーターで一気に最上階まで行けるのもポイントで、足腰に自信がないシニア世代には特におすすめです。眼下に広がるオレンジ色の屋根の海、ラグーン、遠くにはアドリア海まで見渡せて、「ああイタリアに来たなあ」とじんわり感動しました。
2018年当時 → 今はこう変わった
| 項目 | 2018年当時 | 2025〜2026年現在 |
|---|---|---|
| 予約方法 | 公式サイト(英語)で時間指定予約 | 公式サイトの予約ページ自体が終了。TiqetsやGetYourGuide(日本語対応)から予約が必要 |
| 料金 | 13ユーロ(予約手数料3ユーロ込み) | GetYourGuide経由でほぼ同等 |
| 当日券 | 購入可能(長蛇の列) | 当日でも購入可能だが行列必至。予約推奨 |
当時は公式サイトで「ST. MARK’S BELL TOWER – SKIP THE LINE」というページから予約しましたが、今はそのページ自体がなくなっています。現在は Tiqets(ティケッツ) や GetYourGuide(ゲットユアガイド) という日本語対応のチケットサービスが窓口になっています。日本語で手続きできるので英語が苦手な方にも安心です。
予約者は別の入口から入って当日券の列をスキップしてエレベーターにそのまま乗れます。ディズニーランドのファストパスみたいなイメージです。当日券の列横目に悠々と入れるのは本当に気持ちいいですよ(笑)
予約のポイント
- 予約はTiqets(日本語)またはGetYourGuide(日本語)から
- Eチケットをそのまま提示すればOK(紙に印刷不要)
- 旅行の1〜2週間前には予約を済ませておくのがベスト
- 午前中の早い時間帯がおすすめ(混雑が少ない)
② サンマルコ寺院
ヴェネツィアの象徴ともいうべき大聖堂。外観だけでも圧倒されますが、内部はさらに素晴らしい。金色のモザイクタイルで壁と天井が埋め尽くされていて、「これってモザイクタイルなの?絵じゃなくて?」とじっくり見てから気づいて、さらに感動倍増でした。

ちなみに内部は撮影禁止です。でもそれだけ厳粛な場所ということ。あの金色の世界はぜひ自分の目で見てきてください。
⚠️ ここが大きく変わった! 2025年7月以降は完全オンライン予約制に
これはかなり重要な変更点です。
2018年当時は「予約者用の列」と「当日券購入者の列」の2本立てで、現地でもチケットは買えました(ただし行列は長蛇)。予約すると3ユーロの手数料がかかりましたが列をスキップできました。
しかし2025年7月以降、現地での当日券販売が完全廃止。オンライン事前予約のみになりました。つまり今は予約なしで来ても入れません。これは要注意です!
| 項目 | 2018年当時 | 2025〜2026年現在 |
|---|---|---|
| 当日券 | 現地購入可能 | 完全廃止。オンライン予約のみ |
| 入場料 | 無料(時間予約に3ユーロの手数料) | 基本料金10ユーロ〜(エリアにより追加料金) |
| 予約先 | 公式サイト(英語) | 公式サイト(英語)またはGetYourGuide(日本語) |
服装規定もあります。ノースリーブや短いスカートは入場不可。我々が行ったときは係員が入口でチェックしていて、NGの服装の人は赤い布を体に巻いて入場していました。シニア世代の方はそのあたりあまり心配ないかもしれませんが念のため。
予約のポイント
- 必ず出発前にオンライン予約を!当日購入は不可
- 公式サイト(英語):basilicasanmarco.it から予約
- 日本語で予約したい方:GetYourGuideが便利(手数料約10ユーロ)
- 「パラ・ドーロ(黄金の祭壇画)」や「博物館・2階テラス」は別料金の追加オプション
- ノースリーブ・短いスカートは入場不可(肌の露出を避ける服装で)
③ ドゥカーレ宮殿(総督宮)
かつてのヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁。ゴシック様式の外観も素晴らしいですが、内部がとにかく豪華です。「黄金の階段」と呼ばれる金箔づくしの大階段、25m×54mという柱が一本もないヨーロッパ最大の「大評議会の間」、そしてティントレットが描いた世界最大級の油絵『天国』。見どころが多すぎて時間がいくらあっても足りません。

そして「ため息橋」。囚人がここを渡りながら外の景色を見て最後のため息をついたという逸話が残る橋で、宮殿内から渡ることができます。観光客がため息橋を外から見ているのを、今度は宮殿の中から眺めるという逆転の視点もなかなかおもしろかったです。
2018年当時 → 今はこう変わった
| 項目 | 2018年当時 | 2025〜2026年現在 |
|---|---|---|
| 予約方法 | 公式サイト(英語・一部イタリア語)で予約 | 公式サイト(一部不具合報告あり)またはGetYourGuide(日本語・同額)が安定 |
| 料金(個人) | 20ユーロ前後 | 26〜31ユーロ(早割で26ユーロ) |
| 予約者入口 | 「ENTRANCE PREPAID TICKETS」レーン(4レーンあり) | 同様の予約者専用レーン「1」から入場。バーコードをスキャンするだけ |
2018年時点ではネットでの予約の仕方がわかりにくくてかなり手間取りました。しかし今はGetYourGuideを使えば日本語のページで迷わず予約できます。手数料なし・公式と同じ料金なのも嬉しい。
なお公式サイトの予約システムについては「2025年7月以降に不具合が出ている」という情報もあるので、迷ったらGetYourGuideを使うのが無難です。
予約のポイント
- GetYourGuide(日本語)から予約するのが今はいちばん簡単
- 公式サイトから予約する場合は英語サイトで、コッレール博物館の日時指定も同時に必要(やや複雑)
- チケットは翌月末日まで購入可能、30日前早割で最安26ユーロ
- キャンセル不可なので日程は確定してから予約を
④ ブラーノ島(ヴァポレット乗船)
これは「観光地の予約」ではなくて「移動手段の事前購入」という意味での「予約推奨」です。
ブラーノ島はヴェネツィア本島から水上バス(ヴァポレット)で約40分のカラフルな漁師の島。家が赤・青・黄・緑と原色に塗られていて、「絵本の中に迷い込んだみたい!」という感じ。写真好きな方はここだけで1時間以上撮り歩けると思います。

2018年当時 → 今はこう変わった
| 項目 | 2018年当時 | 2025〜2026年現在 |
|---|---|---|
| 路線 | Fondamente Nove駅からN12番で約45分 | F.te Nove “A”駅から12番(路線名同じ)で約40分 |
| チケット料金(片道) | 24時間券で20ユーロを購入 | 片道9.5ユーロ、1日乗り放題25ユーロ、2日券35ユーロなど |
| チケット購入 | 乗り場の自販機・係員から現地購入 | 現地購入のほか、GetYourGuideのオンライン事前購入も可能(日本語・手数料なし) |
ヴァポレットのチケット料金は当時より値上がりしています。2018年に24時間券が20ユーロだったのが、今は25ユーロです。ただし新たにクレジットカードのタッチ決済でそのまま乗船できるようになりました。乗った回数に応じて自動的に1日券・2日券の料金が上限として適用される仕組みで、かなり便利になっています。
ブラーノ島のみを目指す場合でも、ヴェネツィア滞在中にヴァポレットを何度も使う方は1日乗り放題券(25ユーロ)がお得です。片道9.5ユーロなので往復だけで19ユーロ、1日券のほうがわずかに高いですが、サンタルチア駅〜サンマルコ広場の移動なども含めると元が取れます。
ブラーノ島のあれこれ(実体験メモ)
島内は30〜40分もあれば一周できるほど小さいですが、のどかでゆったりとした時間が流れます。お土産屋さんも多くて、ブラーノ島名産の「レース編み」の布製品が売られています。それなりに観光地化していて「田舎の漁師町」という雰囲気を期待していくとちょっと違うかもしれませんが、カラフルな家の写真を撮るだけでもわざわざ来た価値は十分あります。
帰りの船は行きと違うルートでサンマルコ広場まで来れる便もありました(私のときはそれに乗ってラッキーでした)。路線番号をしっかり確認してから乗るようにしましょう。
⑤ ヴェネツィア〜フィレンツェ・ローマの鉄道(トレニタリア)
これも「観光スポット」ではありませんが、ヴェネツィアを含むイタリア旅行で絶対に事前予約すべきのが高速鉄道フレッチャロッサのチケットです。

当日購入でも買えないことはないですが、早割で購入すると通常料金より大幅に安くなります。飛行機の早割と同じ仕組みです。また席の確保も確実にできるので日程が決まったら早めに予約するのが正解。
鉄道予約のポイント
- 予約は トレニタリア公式サイト(英語対応)から:trenitalia.com
- 予約確認書をメールで受け取り、車内でQRコードを車掌に見せればOK(刻印不要)
- 1等車(Business)と2等車の差額は少額なのに快適さが全然違う。シニアには1等車がおすすめ
- ホームは出発直前まで表示されないことが多い(10〜20分前にやっと表示)。あわてずに掲示板を確認
- 要注意:駅では「荷物を運んであげる」と言って高額を請求するニセポーターがいる。断固として断るべし!
私たちが乗ったのはフレッチャロッサの1等BusinessクラスでサンタルチアからフィレンツェSMN駅まで。途中でジュース・お菓子・水・ウェットティッシュが配られます(水とティッシュはその後の観光でも役立ちました!)。2等との差額を考えると1等を選ぶ価値は十分あると思います。
まとめ:予約リスト一覧
ヴェネツィア旅行の前に予約しておくべきものを整理します。
| スポット | 予約の緊急度 | 現在の予約先 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
| サンマルコ寺院 | ⚠️ 必須(当日購入不可) | 公式サイト or GetYourGuide | 10〜30ユーロ |
| サンマルコ鐘楼 | ★★★ 強く推奨 | Tiqets or GetYourGuide | 数ユーロ〜 |
| ドゥカーレ宮殿 | ★★★ 強く推奨 | GetYourGuide(日本語で簡単) | 26〜31ユーロ |
| ヴァポレット(ブラーノ島など) | ★★ 推奨(現地購入も可) | GetYourGuide or 現地券売機 | 1日券25ユーロ |
| フレッチャロッサ鉄道 | ★★★ 強く推奨(早割でお得) | トレニタリア公式サイト | 早割で格安〜 |
英語が不安な方へ:日本語で予約できるサービス
2018年当時は多くのサイトが英語のみで、ちょっと苦労しました。でも今は状況がだいぶ改善されています。
- GetYourGuide(ゲットユアガイド):鐘楼・サンマルコ寺院・ドゥカーレ宮殿・ヴァポレットチケットなどまとめて日本語で予約できる。手数料ゼロのものも多い。
- Tiqets(ティケッツ):日本語対応。3日前まで無料キャンセル可能なチケットも多い。
- ベルトラ(Veltra):日本の会社が運営。日本語ガイド付きツアーも豊富。英語が全く不安な方や個人旅行が初めての方にはガイド付きツアーもあり。
おわりに
ヴェネツィアは本当に特別な街です。車が1台も走っておらず、迷路のような路地を歩いていると突然大きな運河に出たり、橋のたもとで猫が寝そべっていたり。歩いているだけで絵になる場所ばかりです。
ただ観光客が多いのも事実で、何も準備せずに行くと「行列で時間を無駄にした」という結果になりがちです。せっかく日本からはるばる来るのだから、しっかり予約して快適に観光を楽しんでほしいと思います。
我々が旅した2018年から7年以上が経って予約システムも変わってきていますが、「予約しないと後悔する」という基本は変わっていません。むしろより予約が必須の場所が増えています。
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素敵なヴェネツィアの旅を!

