「そろそろ海外旅行に挑戦してみたいけれど、70代からでも大丈夫かな？」
そんな不安をお持ちではありませんか。
若いころのように体力任せで動けなくても、今はシニア世代専用に設計された“安心の海外ツアー”がたくさんあります。移動はゆったり、観光も無理のない行程、さらに添乗員がしっかりサポートしてくれるので、初めての方でも安心して参加できるのが魅力です。
この記事では、70代シニアの方に特化した海外旅行ツアーを国ごとにピックアップし、その魅力や安心ポイントを分かりやすくご紹介します。
次の旅行先選びにぜひお役立てください。
70代に“本当にやさしい”国別おすすめツアー
イタリア｜「60歳以上同世代旅 イタリアゆったり旅11日間」
歴史文化や食をゆったり満喫できる都市。添乗員付きツアーで安心。
ここが安心
- “60歳以上同世代旅”と明記。参加者の歩行ペースや休憩感覚が近く、観光テンポがゆったり。
- ビジネス／プレミアム／ファーストの上位クラス設定が複数あり、長距離フライトの負担軽減。
- 連泊ベースで荷ほどき回数が少なめ。
具体的ツアー名（例） - 『ビジネスクラス利用（関西〜イタリア間）／60歳以上同世代旅 イタリアゆったり旅11日間』＜プレミアムステージ／ゆったり旅＞（クラブツーリズム）。
スペイン｜「60歳以上同世代で行く バルセロナ3連泊を楽しむ…」
温暖な気候とリラックスした旅程が特徴。美食と文化をゆっくり楽しめる環境。
ここが安心
- バルセロナ3連泊など、連泊中心で詰め込みすぎない日程。
- “60歳以上同世代で行く”の表記あり。機内もビジネスクラス設定が選べる。
具体的ツアー名（例） - 『ビジネスクラス利用（関西〜スペイン間）／60歳以上同世代で行く バルセロナ3連泊を楽しむスペインゆったり旅11日間』＜プレミアムステージ＞（クラブツーリズム）。同趣旨のプレミアムエコノミー設定も掲載。
台湾｜「60歳以上限定の旅 はじめての台湾縦断5日間」
近距離で行ける台湾は70代にぴったり。日本語を話せる人が多く、食事も日本人の口に合いやすいです。夜市やお寺巡りなど、無理なく楽しめる観光が魅力。
ここが安心
- “60歳以上限定の旅”と明記。バス1台19名など少人数寄りの設定で移動がゆるやか。
- 往復直行便で移動が楽。はじめて向けの定番動線で段差少なめの観光が中心。
具体的ツアー名（例） - 『バス1台19名様／60歳以上限定の旅 チャイナエアラインで行く！はじめての台湾縦断5日間』＜60歳以上限定／添乗員同行／往復直行便＞（クラブツーリズム）。
シンガポール｜「60歳以上ご夫婦限定／同世代で行く」
南国の楽園シンガポールは、街全体が整備されていて治安も良く、初めての方でも安心。小さな国なので移動が少なく、マーライオンや植物園など見どころも多いです。
ここが安心
- 医療体制・衛生水準が高く、段差や舗装も良いバリアフリー都市。
- **“60歳以上ご夫婦限定”や“60歳以上の同世代で行く”**の表記あり。
具体的ツアー名（例） - 『60歳以上ご夫婦限定／日本往復直行便利用／シンガポール・マレーシア6日間』（クラブツーリズム、成田発）。
- 『全出発催行決定／60歳以上の同世代で行く／シンガポール航空ビジネスクラス往復利用（中部〜シンガポール〜デンパサール間）／優雅なバリ島5日間』―シンガポール経由で**“60歳以上の同世代で行く”**が明記。
オーストリア（含む中欧）｜「＜65歳以上限定／ゆったり旅＞中欧3カ国10日間」
ヨーロッパを周遊するよりも「1都市滞在型」が70代にはおすすめ。美術館や街歩きを中心に、のんびりと楽しめます。
ここが安心
- “65歳以上限定／ゆったり旅”と明記。ANAビジネスクラス直行便でミュンヘンin／ウィーンoutなど移動動線が合理的。
- 各出発日人数限定でバス座席や観光テンポに配慮。
具体的ツアー名（例） - 『各出発日18名限定／ANAビジネスクラス直行便（羽田～ミュンヘン・ウィーン～羽田間）利用／ゆったり過ごす中欧3カ国10日間』＜65歳以上限定／ゆったり旅＞（クラブツーリズム）
※ツアー代金・設定クラス・発着地・催行状況は2025年8月時点の各社サイト掲載情報。最新の空席・条件は必ず公式でご確認ください。
70代の「同世代限定ツアー」を推す理由（失敗しない選び方）
- 年齢条件が明記＝配慮込み設計のサイン
「60歳以上限定」「同世代旅」「ご夫婦限定」などの文言がツアー名に入っているプランは、歩行距離の短縮、連泊採用、観光テンポ、休憩の多さ、早め夕食などが初めから設計に組み込まれやすいです。 - 人数限定＆座席配慮
「バス1台19名」「バスひとり2席」の表記は、混雑・乗降ストレスが少ない＝実質的な安心材料。台湾の例にあるように人数を絞った設計は移動が楽です。 - 上位クラス設定の有無
長距離フライトがある欧州方面では、ビジネス／プレミアムエコノミー設定のある**“60歳以上同世代旅”を優先。イタリア・スペインでは複数の上位クラス設定**があります。 - 直行便 or 片道直行の合理的動線
シンガポールは直行便のご夫婦限定プラン、オーストリアはANA直行便のオープンジョーで移動負担を軽減。
シニアに安心な旅行準備のポイント
1）健康・服薬
- 持病の診断書サマリー（英語）・処方薬の一般名・服薬スケジュールを機内手荷物へ。
- 旅行先での時差に合わせた服薬表を作成。主治医に「時差変更時の飲み方」を確認しておく。
- 海外旅行保険は既往症補償の有無と緊急搬送・救援者費用の限度額をチェック。
2）移動と歩行
- ツアー選びでは観光の歩行距離／坂・石畳の有無／エレベーター有無／トイレ間隔を確認。
- 折りたたみ杖／滑りにくい靴／着圧ソックスで転倒とエコノミークラス症候群の予防。
- 空港は車椅子・電動カート・優先レーンの事前手配が可能。航空会社・旅行会社に申告を。
3）荷物と装備
- スーツケースは軽量＋4輪＋自立型。機内手荷物は5kg台に収め、肩掛けしない設計に。
- 常備薬（痛み止め・胃腸薬・整腸剤・貼付薬）と個人用救急キットを2系統に分散。
- モバイル決済・クレカ・少額現金を3すくみで。スリ対策は前掛けポーチ＋内ポケットの二重化。
4）日程運用
- 午前観光＋午後はホテルなど1日1山のペース配分。
- ホテルは連泊を優先。浴室段差・手すりの有無も事前確認。
- 食事制限（減塩・糖質）やアレルギーは出発1週間前までに旅行会社へ共有。
5）同行者と連絡
- 家族へ旅程表・保険連絡先・位置共有アプリを共有。毎日同時刻の生存報告ルールを。
- パスポート・保険証書・薬情報は紙とスマホ双方に保管。
旅のテーマ別・国の選び分け
- 芸術＆歴史をゆったり味わう → イタリア
美術館・遺跡は優先入場や時間指定が効くことが多く、同世代旅で休憩多めの構成。 - 街歩き＆美食に集中 → スペイン
3連泊で移動負担を抑え、午後は休息を入れた配分の“同世代旅”が選べる。 - 近距離＆やさしい階段・車移動中心 → 台湾
**直行便＆少人数（19名）**で段取りが良く、初海外のリハビリ旅に最適。 - 清潔・治安・バリアフリー重視 → シンガポール
ご夫婦限定や同世代企画があり、医療水準の安心感も高い。 - 音楽都ウィーン＆中欧の美景を“直行＋少人数”で → オーストリア
65歳以上限定／各出発日人数限定の中欧コースで、移動と観光の密度を適正化。
まとめ
70代の海外旅行は、「ツアー名に年齢条件が明記」されているかどうかが最重要。今回挙げたツアーは、60〜70代限定／同世代旅の**“見てわかる”専用設計が揃っています。
まずは連泊・人数限定・上位クラス設定**の3点をチェックし、**無理なく“もう一度行きたくなる旅”**を選びましょう。
