海外旅行で「思っていたのと違った…」「アクセスが不便だった…」とならないために、ホテル予約のコツとチェックポイントをわかりやすく解説します。
特に英語が不安な方やシニアの方にも安心して選べるよう、実際の予約画面の写真付きでご紹介します。
1. まずは「立地」を最優先で選ぼう
海外旅行でのホテル選びにおいて、立地は非常に重要な要素です。特に初めて訪れる都市や言語に不安がある場合、移動のしやすさや周辺環境は快適な滞在に直結します。以下のポイントをチェックしましょう。
✅ 空港や主要駅からのアクセス
- 空港からの距離と移動手段:空港からホテルまでの距離や、公共交通機関の利用可否を確認しましょう。
- 主要駅へのアクセス:観光地への移動を考慮し、主要駅へのアクセスが良好なホテルを選ぶと便利です。
✅ 周辺の施設や環境
- スーパーやレストランの有無:徒歩圏内に食事や買い物ができる施設があると安心です。
- 治安や雰囲気:夜間の外出を考慮し、治安の良いエリアを選びましょう。
✅ 具体例:Booking.comの地図機能を活用
Booking.comでは、ホテルの詳細ページに地図が表示され、周辺の施設や交通機関の位置を確認できます。例えば、パリのホテルを検索すると、エッフェル塔やルーブル美術館などの主要観光地との距離が一目でわかります。

2. 星の数やレビューだけでなく「日本人の口コミ」も参考に
海外ホテル選びでは、まず星の数(★)や全体の評価点数に目が行きがちですが、それだけで判断するのは危険です。特にシニア旅行者や初めての国への旅行では、日本人の口コミがとても参考になります。
なぜ日本人の口コミが重要なのか?
- 清潔感や設備に対する感覚が似ている
→ 海外では「清潔」とされるレベルが日本とは異なる場合も多いため、日本人の感覚で「清潔」とされているホテルは安心。 - シャワーやバスタブ、トイレ事情が詳しく書かれている
→ たとえば「シャワーの水圧が弱い」「お湯が出にくい」「トイレにウォシュレットがない」など、日本人が気にするポイントが書かれがち。 - 日本語で細かく書かれていて読みやすい
→ 英語や現地語のレビューは情報が断片的なこともありますが、日本語のレビューは体験談として詳しく書かれていることが多いです。
実際の例(体験談風に)
パリの3つ星ホテルを予約サイトで見つけて評価は8.5点と高評価。でも英語レビューばかりでよく分からず…。
日本人の口コミを見たら、「部屋は清潔でスタッフも親切。ただしエレベーターが非常に狭く、スーツケースがぎりぎりだった」とのこと。
高齢の両親との旅行だったので、その情報が決め手になりました。
どこで日本人口コミが見られる?
- Booking.com
→ フィルターで「日本語のレビュー」のみに絞ることが可能。 - 楽天トラベル(海外ホテル)
→ 日本人利用者が多く、日本語レビューが豊富。 - TripAdvisor(日本語版)
→ 写真付きで詳しい口コミが投稿されていることもあり参考になります。
このように、評価の高さだけでなく、「誰がその評価をしているか」を意識して、自分と似た視点の口コミを参考にすることが、ホテル選びの失敗を防ぐポイントです。
3. 設備やサービスを事前に確認!
海外のホテルでは、日本では当たり前と思っている設備やサービスがないこともよくあります。快適に滞在するためには、予約前にホテルの設備やサービスをしっかり確認することが大切です。
特にチェックしておきたいポイント
1. エレベーターの有無
ヨーロッパの古い建物などでは、エレベーターがない、または非常に小さいことも。
→「階段しかなくてスーツケースを持って上がるのが大変だった…」という声も多いです。
✅ 対策:予約サイトの「設備一覧」で“elevator(エレベーター)”があるかチェック
2. バスタブ or シャワーのみ?
日本ではバスタブ付きが一般的ですが、海外ではシャワーのみの部屋が主流の地域もあります。
→特に冷える地域では「湯船に浸かりたい」と思う人も多いので、注意が必要です。
✅ 対策:予約サイトの写真を確認し、「Bathtub(バスタブ)」の表記があるかチェック
✅ 体験談:「写真ではバスタブがあるように見えたけど、予約した部屋タイプにはなかった」
3. コンセントや変圧器の案内
「USBポート付きの電源がなかった」「日本の電化製品が使えなかった」など、電源まわりのトラブルも多いです。
→最近ではUSB付きコンセントや変圧器貸出をしてくれるホテルも増えています。
✅ 対策:ホテルの「アメニティ」欄に電源情報があるか、写真で確認。
✅ ワンポイント:「変換プラグ」は日本から持参しておくのが安心。
4. 朝食のスタイル(有料・無料/和食対応)
「朝食付き」と書いてあっても、内容がパンとコーヒーだけの簡易的なものだった…ということも。
→特に体調管理が大切な旅行中には、しっかりした朝食が取れるかどうかは大事なポイント。
✅ 対策:写真やレビューで実際の朝食内容を確認。
✅ 日本人利用の多いホテルでは「ごはん・味噌汁」など和食対応があることも。
5. フロント対応の時間帯や日本語サポートの有無
海外では「24時間フロント対応」でないホテルも多く、深夜に到着すると無人だった…ということも。
→また、日本語が通じるスタッフがいるかどうかも安心感に直結します。
✅ 対策:「24-hour front desk」「multilingual staff」「Japanese spoken」などの記載を確認。
小さな差が大きな満足度の差に
設備やサービスのチェックを怠ると、現地に着いてから「こんなはずじゃなかった…」となることも。
反対に、事前に確認しておくことで旅の快適さが大きくアップします。
4. 朝食付き?キャンセル無料?プランの条件に注意
同じホテルでも、プランによって料金・サービス・キャンセル条件が大きく異なることがあります。安さだけで選ばず、内容をしっかり確認しましょう。
✅ よくあるプラン条件とチェックポイント
1. 「朝食付き」かどうかは要確認!
予約画面で「朝食付き」と思って予約したら、実は「素泊まりプラン」だったというのはよくあるトラブルです。
→プラン名の最後に “Room only” と書いてあったら「朝食なし」なので注意。
例:
- ✔️「Standard Twin Room with Breakfast」=朝食付き
- ⚠️「Standard Twin Room – Room Only」=朝食なし
★ワンポイント: 予約後も確認メールで「Breakfast Included(朝食含む)」の記載があるかチェック!
2. キャンセル無料(Free Cancellation)の期間に注意
「キャンセル無料」と書いてあっても、○日前までという条件がついていることが多いです。
例:
- ✔️「3日前までキャンセル無料」
- ⚠️「予約完了と同時にキャンセル不可」プランも存在(“Non-refundable”と記載あり)
★ワンポイント: 「非返金プラン」は安くなる代わりにキャンセルできないので、予定が確定している時だけ選びましょう。
3. プランによってお部屋の場所や広さが違うことも
同じ部屋タイプでも、安いプランは「低層階」「景観なし」「設備が古い」などの場合があります。
例:
- 「Deluxe Room(High Floor)」=高層階で景観あり
- 「Deluxe Room(No Window)」=窓なしで安い
★ワンポイント: プラン名・写真・説明文をよく読み比べてから決定を!
4. チェックイン・チェックアウトの時間も確認
特に格安ホテルやアパートメント型ホテルは、チェックイン受付時間が短いことがあります。
例:
- チェックイン可能:15:00〜20:00
- 20:00以降はスタッフ不在 → 自分で鍵を開けるセルフチェックイン形式
★ワンポイント: 遅い到着の場合は、備考欄に「Late check-in request」と明記しておくと安心です。
まとめ:条件を見落とさず「安心の滞在」を!
安いからといって飛びつくと、「朝食が別料金だった」「キャンセルできなかった」など後悔の原因になります。
少し手間でも、プラン詳細をよく読み比べることが、納得の宿泊選びにつながります。
5. 現地での支払い?事前決済?支払い方法の確認を!
ホテルを予約する際は、「いつ・どうやって支払うか」も必ずチェックしましょう。
同じホテルでも、プランによって支払いタイミングや方法が異なる場合があります。
✅ よくある支払いタイプと注意点
1. 事前決済(Prepaid / Pay now)
予約時にクレジットカードで決済が完了するタイプ。為替レートや支出を事前に把握できるのがメリットです。
例:
- 「この予約は即時にクレジットカードで請求されます」
- 表示価格が「税込・支払済」となっている
メリット:
- 現地での支払い不要でスムーズ
- 通貨レートが変動しても支払い額が確定して安心
注意点:
- 「返金不可」プランが多い(キャンセルできない)
- 利用するクレジットカードが海外決済に対応しているか要確認
2. 現地払い(Pay at hotel / Pay later)
予約は確定していても、チェックイン時またはチェックアウト時に支払う方式。予約時には料金の請求はありません。
例:
- 「キャンセル期限まで無料・支払いは現地で」
- 「No charges will be made until your arrival」
メリット:
- キャンセル可能期間中はリスクが少ない
- 為替状況や旅行予算に合わせて調整しやすい
注意点:
- 為替レートの変動で支払い額が変わる可能性あり
- 一部ホテルでは、現地支払いでも事前に「デポジット(保証金)」の引き落としあり
3. 現地での支払い方法:現金NGのことも!
多くの海外ホテルでは、クレジットカードのみ対応というところも。特に欧米や都市部では、現金払いができないホテルも増えています。
例:
- 「Only major credit cards accepted」
- 「現金不可(Cash not accepted)」と記載あり
★ワンポイント:
- デビットカードやプリペイドカードが使えないケースも
- 必ず「支払い方法(Payment method)」欄を確認しましょう
✅ 支払いタイプの見分け方(予約サイトでの表記)
表示 | 意味 |
---|---|
「支払いは宿泊施設で」 | 現地払い(Pay at hotel) |
「今すぐ支払う」 | 事前決済(Prepaid) |
「キャンセル不可・即時課金」 | 非返金の事前決済 |
「クレジットカード不要で予約可能」 | 一部の予約サイトで可能な場合あり(要注意) |
まとめ:安心のために「支払いの条件」も忘れずチェック!
「予約したのに現地で現金払いできなかった」「思ったより高くついた」など、支払い条件の見落としがトラブルにつながることも。
予約前に支払い方法・タイミング・使えるカードを確認して、スムーズな滞在に備えましょう。
6. トラブル回避のために「問い合わせ」できる環境も確認
ホテル予約では、いざというときにすぐ問い合わせできるかどうかも安心材料のひとつです。
特に海外では、言語や時差、現地事情の違いからトラブルが起こる可能性もあるため、事前に“連絡手段があるか”を確認しておくことが重要です。
✅ 「ホテルに直接連絡できるか」を確認しよう
予約サイトで予約した場合でも、以下のような情報が明記されているホテルを選ぶと安心です。
例:
- ホテルのメールアドレスが記載されている
- 電話番号(国際電話対応)あり
- WhatsAppやチャット対応のホテルも増えている
💡Booking.comやAgodaなどでは、予約確定後に「ホテルにメッセージを送る」機能が使える場合が多いです。
✅ 実際に問い合わせてみるのも◎
たとえばこんなケースでは、事前に問い合わせておくと安心です。
- 「深夜に到着するけどチェックインできる?」
- 「空港送迎サービスはある?」
- 「朝食はベジタリアン対応してますか?」
→ 丁寧な返信が返ってくるかどうかで、ホテルの対応力もチェックできます。
✅ 日本語対応のカスタマーサポートがあるか
英語が苦手な方には、予約サイトのカスタマーサポートが日本語に対応しているかどうかも大事なポイントです。
例:
- Booking.com:24時間日本語対応サポートあり
- 楽天トラベル(海外):国内のコールセンター対応
- Expedia:チャットや電話で日本語対応可能な時間帯あり
✅ トラブル例と備え方(事前に準備を!)
トラブル例 | 事前の対策 |
---|---|
「予約が入っていなかった」 | 予約確認メールを保存・印刷しておく |
「ホテルに到着したが閉まっていた」 | 深夜チェックイン可能か問い合わせておく |
「部屋の設備が説明と違った」 | 到着直後に写真を撮って証拠を残す |
「キャンセル処理されていない」 | サポートに即連絡(履歴が残るチャットがおすすめ) |
まとめ:安心して旅を楽しむために「連絡手段の確保」は重要!
予約時には「価格」や「設備」だけでなく、トラブル時に対応できる“問い合わせのしやすさ”も重要な判断ポイントです。
ホテルに直接連絡できる体制があるか、予約サイトのサポートが頼れるか、事前にチェックしておくことで、旅先での不安を減らせます。
まとめ:ホテル選びは「旅の快適さを左右する」大切な準備!
海外旅行初心者やシニアの方にとって、ホテル選びは旅の安心感を左右する大切なポイントです。
「立地」「設備」「レビュー」「プラン内容」をしっかり確認し、自分に合ったホテルを選びましょう。
写真付きの予約サイトを活用すれば、イメージもしやすく、失敗も防げます。