「いつかは海外に行ってみたいけど、年金生活では難しいかも…」
そんな風に思う方に向けて、この記事ではシニア世代が無理なく実現できる海外旅行の始め方を紹介しています。
ちょっとした工夫をすれば、無理のない予算で安心して海外旅行を楽しむことができます。
旅行先選び、費用の考え方、安心して参加できるツアーまで、まずは「行ける！」という一歩を踏み出す参考にしてください。
シニア世代に人気の海外旅行先
治安が良く安心して滞在できる国
シニアにとって治安の良さは大切な条件です。
台湾やシンガポールは親日的で治安も良く、街歩きや公共交通の利用も安心。特に台北は日本語が通じる場所も多く、初めての海外旅行にも適しています。
フライト時間が短く体に負担の少ない地域
韓国・台湾・香港などは日本から2〜4時間で到着。長時間のフライトは体力的に負担となるため、短距離のアジア圏はシニアに人気です。
週末に合わせた短期旅行も可能で、気軽に楽しめます。
物価が安く長く滞在できるおすすめエリア
タイ、ベトナム、フィリピンは物価が安く、食費や宿泊費を抑えられます。日本円の価値が高い地域では、年金生活でも「ちょっと贅沢」な滞在ができます。
おすすめ行き先の傾向はこちら
→初めてのシニア海外旅行に安心して行ける国、都市ベスト5
年金生活でも海外旅行に行ける理由
シニア向け割引や特典が充実している
旅行会社や航空会社には60歳以上を対象とした割引があります。例えばクラブツーリズムではシニア専用ツアーを用意し、ホテルや観光も体力に合わせたプランになっています。
旅行会社のシニア向け格安ツアーを活用できる
「シニア限定」ツアーは、同世代が参加するため安心感があります。添乗員付きで手間がかからず、出発から帰国までサポートが手厚い点も魅力です。
オフシーズンを狙えば費用が大幅に節約可能
春や秋の連休を外した平日出発は、同じツアーでも2〜3割安いことがあります。年金生活の強みは「時間が自由」であること。混雑を避けて、費用も体力的な負担も減らすのが賢い選び方です。
シニアにおすすめの格安旅行プランの探し方
クラブツーリズムやJTBのシニア専用ツアー
観光地を効率よく回り、体に優しい日程を組んだプランが豊富です。宿泊も食事も込みなので、費用が明確で安心です。
LCC＋現地ホテル予約サイトで個人手配
「飛行機はLCC、宿泊はBooking.comやAgodaで予約」という方法も人気。フライトとホテルを自由に組み合わせることで、自分のペースに合った旅行を格安で実現できます。
長期滞在型ツアーで一人あたり費用を抑える
1週間以上のロングステイツアーは、まとめて宿泊する分コストが抑えられ、1泊あたりの費用が安くなります。料理設備付きのホテルやコンドミニアムなら外食費も節約可能です。
費用をさらに抑えるコツ
クレジットカードの海外旅行保険を活用
旅行保険に加入すると数千円の出費になりますが、クレジットカードの付帯保険を利用すれば大幅に節約できます。年会費無料カードでも自動付帯タイプがあり、賢く利用しましょう。
早期予約やキャンセル待ちを狙う
旅行会社の「早割」は出発の3〜6か月前に予約すると2万円以上安くなるケースも。逆に直前キャンセルが出た場合、半額以下で販売されることもあります。
シニア割引のある交通・宿泊を選ぶ
JR「ジパング倶楽部」や航空会社のシニア割引運賃を活用するだけでも、数万円の節約につながります。
年金生活でも実現できる予算シミュレーション
3泊5日で行けるアジア旅行の費用目安
韓国や台湾なら 5〜7万円程度 で十分楽しめます。航空券は2〜3万円、ホテルは1泊5,000〜7,000円ほど。食費や交通費も含めても無理のない範囲です。
7泊以上でも10万円以内で楽しめる方法
タイやベトナムなど物価の安い国なら、1週間の滞在でも 10万円以内 に収まります。屋台で食事をしたり、公共交通を利用するだけで大幅に節約できます。
長期滞在をお得にする宿泊スタイル
コンドミニアムやAirbnbを利用すれば、自炊が可能になり食費を大きく削減できます。キッチン付きの宿を選ぶと、現地スーパーでの買い物も旅の楽しみに変わります。
シニアが利用できる旅行支援・割引制度
シニア割引がある航空会社・ホテル
JALやANAには「シニア割引運賃」があり、通常よりも安く航空券を購入できます。ホテルでも「60歳以上割引プラン」があり、チェックイン時に年齢を証明できれば適用されることがあります。
市町村やカード会社の優待を活用
一部の自治体では「高齢者旅行助成券」を配布している場合があります。また、クレジットカード会社の会員優待を使えば、ホテル・レンタカー・空港ラウンジの割引を受けられることもあります。
マイルやポイントを効率よく貯める
日常の買い物でクレジットカードを活用すれば、数年で往復航空券を手に入れることも可能です。特に固定費の支払いをカードに集約すると効率的です。
実際に見つかる格安海外ツアー例（東京発・11月出発）
※2025年9月現在の最新情報です。
ソウル 3日間（韓国）
- 旅行会社：HIS
- 特徴：明洞周辺ホテルに泊まる安心プラン。短期でサクッと行けるのが魅力。
- 料金目安：2万円台〜（燃油サーチャージ込み）
- 詳細ページ：HIS ソウルツアー一覧
- 参考プラン：夜発 大韓航空で行く！明洞エリア ソウル3日間
台北 2〜3日間（台湾）
- 旅行会社：JTB
- 特徴：羽田・成田発。フライト時間が短く、グルメや街歩きに最適。
- 料金目安：3万円台〜（燃油・諸税込み）
- 詳細ページ：JTB 台北ツアー一覧
- 参考プラン：東京‐台北 2泊3日プラン（11月出発例）
バンコク 5日間（タイ）
- 旅行会社：複数（HIS／JTB／阪急交通社 ほか）
- 特徴：物価が安く、長めの滞在でも費用を抑えやすい。観光・グルメも充実。
- 料金目安：5万円台〜（航空券＋ホテル）
- 詳細ページ：トラベルコ バンコクツアー一覧
- 参考プラン：東京 ⇄ バンコク（航空券・ツアー検索）
👉 このように「ソウル」「台北」「バンコク」は、11月出発でも年金生活向きの格安プランが探せる代表例です。
シニアが安心して海外旅行を楽しむための注意点
医療体制や保険の確認は必須
万が一の病気やケガに備え、海外旅行保険は必ずチェックしましょう。現地の病院情報を事前に調べておくと安心です。
長時間移動を避けたプランニング
乗り継ぎが多いルートは体力を消耗します。可能なら直行便を選び、滞在時間を有効に使いましょう。
現地での食事や衛生面の工夫
生水や生ものは避け、常備薬を携帯しましょう。年齢を重ねると体調を崩しやすいため、食事管理は特に重要です。
持ち物や準備チェックはこちら
→海外旅行持ち物チェックリスト｜シニア（60〜70代）も安心2025
まとめ
シニア海外旅行は「高い」「体力的に不安」というイメージがありますが、年金生活でも十分に実現可能です。積立や割引制度の活用、格安ツアーの利用で、予算を抑えながら安心して楽しむことができます。
無理なく、安全に、そしてお得に。自分のペースに合ったプランで、年金生活でも海外旅行をぜひ楽しんでみてください。
